雪に紅

アルコール中毒の父親、AC、うつ病 どんな風に立ち直って行ったかのお話。

翌日のこと 和解について

※続きです。

 

翌日、家に帰ってから

「ゆきこ、ごめんな。」(※本名)

ってお父さんがうしろからつぶやいた。

 

でも、情けなすぎて、仕事で体は疲れてて、

頭が朦朧としていて、

私はその謝罪を受け入れられませんでした。

 

お父さんに背を向けたまま、

そのままわたしは、パタンとドアを閉めました。

 

その後の事は、良く覚えてません。

早朝だったから疲れて寝たか、泣いていたかだと思います。

 

 

しかしこの時のことが、のちに自身に影響が出るとは思ってもいませんでした。

 

 

 

数年後、父の死以降、私は身体の不調を感じる事が多くなりました。

そのときに初めて、父の謝罪を受け入れなかった事の罪悪感というものを感じました。

 

そして、奇しくも父が亡くなってから、父との和解をすることになります。

 

その話はまたいつか書きます。

 

 

六花